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Week 2 at Eagles 【Preview】

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at Philadelphia Eagles
試合開始 9/17(月) 午前 2:00 CBS
LIVE放送 9/17(月) 午前 01:55 GAORA
録画放送 9/18(火) 午前 11:30 GAORA

公式 HP
NFL.com Profile
『イーグルスファンの独り言』

Videos
NFL Team Montages- Philadelphia Eagles
Philadelphia Eagles | 2012-2013 Pump Up
The Future of the Eagles' Defense
Preview: Baltimore Ravens vs. Philadelphia Eagles
Playbook: Ravens vs. Eagles



Eagles Defense

2011年シーズン
20.5失点(10位)
パス 212.3ヤード(10位)
ラン 112.6ヤード(16位)
合計 324.9ヤード(8位)
ファーストダウン 289回 <ラン 84回, パス173回, 反則 32回>
3rd Down Conv 75/211 35.5%
サック 50個
Time of Possession 28.34分

#97 DT Cullen Jenkins Comb 40個, 5.5サック, 0FF, 0INT
#93 DE Jason Babin Comb 40個, 18.0サック, 3FF, 0INT
#58 DE Trent Cole Comb 44個, 11.0サック, 1FF, 0INT
#59 LB DeMeco Ryans Comb 64個, 0.0サック, 1FF, 0INT (Texans)
#29 S Nate Allen Comb 59個, 0.0サック, 0FF, 2INT

Pro Bowl
DE Jason Babin (Starter)

All-Pro
DE Jason Babin (First Team)

IN
SLB Mychal Kendricks (2nd Round, California), MLB DeMeco Ryans (from Texans), DT Fletcher Cox (1st Round, Mississippi State), DE Vinny Curry (2nd Round, Marshall), OLB Adrian Moten (from Seahawks), CB Brandon Boykin (4th Round, Georgia), S Oshiomogho Atogwe (from Redskins)

OUT
DE Juqua Parker (to Browns), DE Victor Abiamiri (free agent), DT Trevor Laws (to Rams), OLB Moise Fokou (to Colts), CB Asante Samuel (to Falcons), S Jaiquawn Jarrett (free agent)

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[Ravens Offense vs. Eagles Defense] クリック・拡大推奨


キープレイヤー

i (5)

Mychal Kendricks (マイケル・ケンドリックス)
California 大学, 1990年, Fresno, California 州 生
LB, 5'11" (180cm), 239 lbs (108.4kg)
2012年ドラフト2巡全体46位
2012- Philadelphia Eagles
Week 1 vs. Browns Comb 5個, 0.0サック, 0FF, 0INT


マイケル・ケンドリックスは地元のカリフォルニア大学バークレー校に進学した。2年目から先発LBに定着して、4年間でロスタックルを36.5個も記録した。最終学年で106個のタックル,うち14個がロスタックル, 3.0個のQBサック, 2個のインターセプトを記録して、Pac-12の最優秀守備選手にえらばれた。

この間に肩を傷めたほか左親指の骨を折ることがあったがプレーを続けた。チーム内の規則に違反することが2度あり、それぞれ1試合ずつ出場を禁止された。

ケンドリックスはもともと評価が高かったがスカウティングコンバインでさらに注目を集めた。40ヤードを4.47秒で走ったほか、垂直跳びとボードジャンプの記録はその年のLBのうちでベスト記録。40ヤード走の記録は2007年以来に参加したLBのうちで最も速い数字だった。さらにポジション別のワークアウトでもスカウトの目をひいた。イーグルスに指名されたのは2巡全体46位だった。

学生時代は4-3隊形のOLBと3-4隊形のILBを経験しており、ドラフト前はNFLでどのように起用されるか話題の1つになっていた。トレーニングキャンプとプレシーズンを経て、Eagles はケンドリックスをストロンサイドのOLB(SLB, Sam)として1年目の開幕戦から先発出場させることを決めた。

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#30 Mychal Kendricks (Photo credit: AP)


マイケル・ケンドリックスはスナップ後から持ち前のスピードでフィールドを駆けまわり、笛が鳴るまでしたたかなプレーを続けるモーターを持つ。感情を表に出してどの選手よりも懸命にボールを追う姿は見ていて心地良い。フットボール頭が良く、フィールドを広く見わたして状況を把握できる。優れた嗅覚をもっており、プレーアクションなどの裏をかくプレーに対して過剰に反応することがない。

首から足の先までよく鍛えられているがサイズはLBの平均よりひとまわり小さい。それでいて人一倍強い腕っぷしで激しいヒットをかまし、ブロックを処理していく。優れたクイックネスでパスートして、ボールキャリアーをラップアップする。

ただし、サイズのあるRBに対するタックルは苦戦することがある。密集での動きは評価の分かれるところで、スクリメージで簡単に潰されてしまうこともある。学生のレベルであっても押し負けてしまうことが多くあった。

コンバインで記録した数字のとおりタテのスピードは一級品だが、腰まわりがやや硬いためスムースに方向転換できないことがある。パスカバーの技術が未熟で、マンツーはほとんど経験がない。現代型のTEに対して追いつけるスピードを持っているが、背の高さのミスマッチで苦戦するだろう。

内でも外でも効果的にラッシュできる能力を備えている。学生時代はブリッツをアサインされることが多く、合計13.5個もQBサックを記録した。

Videos
Eagles pick Mychal Kendricks No. 46
2012 Combine workout: Mychal Kendricks
Cal Football: Mychal Kendricks Highlights - LB #30
Ultimate Mychal Kendricks Highlights


DL

昨季はDLコーチにJim Washburn を招聘してリーグ最強ユニットを作った。今季も戦力を維持している。Washburn は1999年から2010年までTitans でDLを指導して、現在Rams にいるHC Jeff Fisher やLions にいるHC Jim Schwartz らのもとで"Wide-9"というスキームを究めた。Wide-9について書く前に、まずはEagles のDLについて書いていく。

昨季のディフェンスが記録したQBサックの数は16試合で50個。これはリーグ1位タイ(1.Vikings & Eagles, 3.Ravens & Giants)の数字で、このうちJason Babin とTrent Cole が29.0サック。4人以下のパスラッシュで38.0サック、このうちBabin が14.0サック。5人以上のパスラッシュ(大半がDL4人+Blitz 1人)は全体の19.3%のみで、これはリーグで3番目に少ない割合だった。

DLのみでQBにプレッシャーがかかるので、その分だけダウンフィールドのカバーを厚くできる。各選手が優れた能力、とくにペネトレートする能力をもっている。デプスの一番手はLDE Jason Babin, LDT Cullen Jenkins, RDT Derek Landri, RDE Trent Cole と並べて役割を分ける。このほか層の厚さを活かしてバランスよくローテーションさせる。

つづいてWeek 1の成績を添えて10人の選手を見ていく。


Snap /Overall /Run Defense / Pass Rush (Week 1 @ CLE, Pro Football Focus より)
Week 1 @CLE Stats
2011 Season Stats

#93 LDE Jason Babin
6'3" (190cm), 267 lbs (121.11kg)
41/+4.1/+1.5/+3.4
T-A 4-0, 1.0サック, 1 FF
T-A 35-5, 18.0サック, 3 FF

Jim Washburn と一緒にTitans から移籍してきた選手。2004年にドラフト1巡全体27位で指名されながら、現在にいたるまで移籍が5回。04-06 HOU→07-08 SEA→08 KC→09→PHI→10→TEN→11- PHIとチームを移した。Eagles にいるのは実質3年目。

Jason+Babin+Philadelphia+Eagles+v+St+Louis+usypJptmcQql.jpg
#93 Jason Babin (Dilip Vishwanat/Getty Images North America)


Babin はTitans にいた年に初めてプロボウルに選出された。そして翌年のオフにEagles と5年総額$28Mで契約した。この動きは大当たり、昨季は18.0個のQBサックに加えて12個のQBヒットと37個のQBハリーを記録してオールプロに選出された。

Babin はシステムにハマってQBサックを量産したが、その分だけランディフェンスがおろそかになったほか、12回も反則があった。開幕戦も反則があったがしっかりと1.0サックを記録して、さらにランに対する動きに改善が見られた。

Babin はトレーニングキャンプ中にふくらはぎを傷めており先週もProbable で登録されているたが、今はほとんど問題なくプレーできているもよう。Eagles はBabin がちょうどピークへ向かう途中で契約できた。今季もQBを苦しめてオールプロを狙う。

Videos
Jason Babin- Highlights 2011
Top 100: Jason Babin
'Top 100 Players of 2012': Jason Babin


#76 LDE Phillip Hunt
6'0" (183cm), 248 lbs (112.5kg)
15/-1.5/-0.5/-0.1
T-A 0-0, 0.0サック, 0 FF
T-A 7-1, 2.0サック, 0 FF

09年にドラフト外でBrowns と契約するも開幕ロスターに残れずカットされた。そのあとCFL(Canadian FL)で2年間プレーしてQBサックを量産、リーグのオールスターに選出されて名を上げると11年のはじめにEagles と3年総額$1.34Mで契約した。昨季は105回のパスラッシュで2.0個のQBサック, 1個のQBヒット, 15個のQBハリーを記録しており、控え選手としては優秀。


#54 LDE Brandon Graham
6'2" (188cm), 268 lbs (121.6kg)
4/+1.7/+0.0/+1.7
T-A 1-0, 0.0サック, 0 FF
T-A 4-0, 0.0サック, 0 FF

10年のドラフトでEagles がトレードアップしてから1巡全体13位で指名した選手。当時はシニアボウルのMVPに選出されたことでドラフト前に評価を上げた。1年目は6試合で先発出場して3.0個のQBサックを記録していたが12月 Lions 戦でACLを断裂してしまい2年目はPUPリストに登録された。11月からロスターに戻って3試合に出場したが、28スナップ中タックルを4個, QBハリーを5個記録したのみで終わった。

Derek+Landri+Washington+Redskins+v+Philadelphia+VdL3428ygwFl.jpg
#76 Phillip Hunt, #97 Cullen Jenkins, #58 Trent Cole
#94 Derek Landri, #93 Jason Babin, #54 Brandon Graham & #55 Darryl Tapp
(Patrick McDermott/Getty Images North America)


#97 LDT Cullen Jenkins
6'2" (188cm), 305 lbs (138.3kg)
43/+1.1/+0.3/+0.6
T-A 3-0, 0.0サック, 0 FF
T-A 32-8, 5.5サック, 0 FF

03年にPackers とドラフト外で契約してから8年間在籍していた。10年のJenkins は8試合に先発しただけで7.0個のQBサックを記録した。この年のレギュラーシーズン終盤でふくらはぎを傷めて欠場していたが、プレーオフから復帰してスーパーボウル制覇に貢献した。

Jenkins はそのあと11年にEagles と5年総額$25Mで契約してから期待どおりに活躍している。インサイドの要として2年連続で全試合先発出場を狙う。


#91 LDT Fletcher Cox
6'4" (193cm), 298 lbs (135.2kg)
29/+2.0/+0.8/+1.1
T-A 2-0, 1.0サック, 0 FF
---

今年のドラフトでトレードアップしてから1巡全体12位で指名した選手。Cox は一流選手になれるだけのサイズと運動能力を持ち、とくにインサイドからペネトレートしていく能力が優れている。経験を積み終わるまで徐々に出場時間を伸ばしていく見込み。

Videos
Eagles pick Fletcher Cox No. 12
First Draft: Fletcher Cox
Ultimate Fletcher Cox Highlights

Jim+Washburn+Philadelphia+Eagles+Minicamp+MbAuGTSAAe_l.jpg
DL coach Jim Washburn & #91 Fletcher Cox
(Rich Schultz/Getty Images North America)


#94 RDT Derek Landri
6'2" (188cm), 290 lbs (131.5kg)
34/+1.8/+0.3/+1.9
T-A 0-0, 0.0サック, 0 FF
T-A 17-4, 2.0サック, 0 FF

07-09 JAX→09-10 CAR→11- PHI。5巡で指名された時はSports Illustrated に"スチール"と評価され、現在もスタッツが地味なせいで過小評価されがちな選手。今季は開幕戦から先発出場している。Landri は名前と実績以上に警戒すべき選手であり、Jenkins と並ぶと強烈。


#72 RDT Cedric Thornton
6'4" (193cm), 309 lbs (140.2kg)
20/-1.1/+0.3/-0.5
T-A 4-0, 1.0サック, 0 FF
---

スモールスクールの出身で1年前にドラフト外で契約した選手。Week 1 は反則とパスラッシュの出来の悪さでPFFからマイナス評価をもらっている。


#58 RDE Trent Cole
6'3" (190cm), 270 lbs (122.5kg)
42/+0.5/-0.2/+1.9
T-A 1-1, 1.0サック, 0 FF
T-A 41-3, 11.0サック, 1 FF

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#58 Trent Cole (Patrick McDermott/Getty Images North America)


"The Hunter"。05年のドラフト5巡全体146位で指名して1年目から7試合に先発出場した。そのあと先発に定着してからこれまでに07年と09年にプロボウル、09年にオールプロに選出された。

昨季はラン/パスともに大活躍して、DLコーチ Washburn に「Cole のように何でもできるDEをこれまで(およそ35年の間) 指導したことがない」と言わせた。Babin と比べてサック数こそ少ないがQBヒットは12個で並び、QBハリーの数は44個で上回った。今春に契約を18年まで延長したことで、Babin とCole の両DEコンビは長く見られることになった。

Videos
Sound FX: Trent Cole wired
'Top 100 Players of 2012': Trent Cole
Trent "The Hunter" Cole Tribute


#55 RDE Darryl Tapp
6'1" (185cm), 270 lbs (122.5kg)
20/-0.4/+1.5/-1.0
T-A 1-0, 0.0サック, 0 FF
T-A 19-8, 2.5サック, 1 FF

Seahawks とのトレードでChris Clemons を代償にして獲得した選手。昨季はローテションの一角で、得意とするパスディフェンスだけでなくランディフェンスでも手堅く活躍した。172回のパスラッシュで3.0個のQBサック, 1個のQBヒット, 15個のQBハリーを記録した。


#75 DE Vinny Curry
6'3" (190cm), 266 lbs (120.7kg)
---
---
---

2巡指名のルーキー。Week 1はCurry のみInactive だった。この先もレッドシャツ生扱いされる見込み。

Video
Ultimate Vinny Curry Highlights
Vinny Curry (Philadelphia Eagles)


Wide-9s & Double-3s

Jim Washburn がインストールした"Wide-9"とはどういうものか。

写真 12-09-15 14 52 34
#93 LDE Jason Babin


まず9というのは"9テクニック"のこと。テクニックとは、どのOLに対してどのような位置と向きでセットするかということで、CからOT,TEまで内側から外側へおおよそ規則的にナンバリングされている。そのうち、9テクニックはOTの隣にいるTEの外肩あたりをさす。

この9テクニックに両方のDEがセットする。TEがいないと不自然な間隔ができるが、9テクニックでOTに対して距離をとることは変わらない。スナップと同時に鋭い角度でQBへ向かって切りこんでいく。セットの仕方も独特で、両方の手足を地面について短距離走のクラウチングスタートのような体勢から、スナップと同時に足を鋭く踏みだす。

PHI wide  9
2011 Week 1 at Rams


常に9テクニックからパスラッシュを仕掛けるDLはNFLでも少数派であり、OTは不慣れな角度からせまるDLを処理しなければならない。9テクニックにいるDEをブロックするためにOTは通常より後ろにステップしなければならない。これでDLとOTの1対1と広いスペースを作り、ブロック処理するために優位にたつ。

その一方でDT2人は3テクニック(OGの外肩あたり)にラインアップすることが多い。Eagles のDTはとくにペネトレートする能力に優れているので、内側からも強力なパスラッシュを仕掛けてあっという間にポケットを潰すことができる。


たとえば次のパスプレー。
Video:Eagles defense, sack, 7-yd loss

4人のパスラッシュに対してOL5人がパスプロテクションしている。このうち片方のDT が2人のブロックをもらって潰されている。その分、他の3人が広いスペースで両OTとRGと1対1になる。LTのブロックを素早く処理したDE Trent Cole がQBまで到達した。DT Cullen Jenkins もすぐ近くまでラッシュできており、あと少しでQBサックを0.5ずつ分けあっていた。どのDLも複雑なことをせず前へラッシュしただけ。おそろしく速い。


OL5人だけでなくRBやTEのヘルプさせたらどうか。
これは半分正解で、実際は次のようになる。
Video:Eagles defense, sack, 6-yd loss

両DEに対してLTとRBでDE Trent Cole を、RTとTEでDE Jason Babin を2ずつダブルチームで対応している。その分内側にスペースができる。CとRGの2人で片方のDLをブロックして潰したところもう片方がLGと1対1となる。素早くブロック処理したDT Cullen Jenkins がQBサックに成功した。4対7でもDLの勝ち、ダウンフィールドはQBを除いて6対3(#50はRBをカバー)なのでパスを投げる場所がない。


TEにブロックさせてランプレーのアクションを入れてみても、DEはパスラッシュに集中しているのでQBまで到達する時間を与えるだけ。
Video:Eagles defense, sack, 4-yd loss


パスのアクションからランを展開するドロープレーはどうか。
これが正解の1つ。DEがいつもどおりOTを下げて向きあっている分だけ大きなレーンができている。RB Ahmad Bradshaw は基本的なランプレーで37ヤードもゲインできた。
Video:RB Bradshaw, 37-yd, run

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2011 Week 3 vs. Giants


Wide-9、とくにEagles のスキームは極端にパスラッシュを重視するのでドロープレーのほか、どうしてもランプレーに弱い。DTとDEの間を異様に広くしてパスラッシュで優位に立つ代償として、プレーサイドのLBは直接OLのダウンフィールドブロックをもらいやすい。よって、LBはOLにあたり負けないフィジカルと優れたブロック処理のスキルを要求される。昨年のEagles はこの点をおろそかにしていたために頭を抱えていた。

優れたパスラッシュをもつチームは第4Qでとくに強いはずだが、昨季は5試合の第4Qでリードを失った。これはランディフェンスが脆くてボールをコントロールできなかったことが原因、パスよりランを中心にしてゲインを許してしまった。

Videos
Billick 101: Wide 9
Philadelphia Eagles - Defensive Scheme Wide nine


弱点だったLBはトレードとドラフトで補強

ランディフェンスを克服するためタレント不足だったLBユニットに手を加えた。

Eagles はまずTexans とトレードして#59 DeMeco Ryans を獲得して、力不足だったミドル・ラインバッカー(MLB)のレベルを上げた。Ryans のヒットはかなり強烈で、FB Vonta Leach をパンケーキ(青天)したことがある。ブロック処理とタックルのスキルも一流。

Ryans はAlabama 大学を出てから06年のドラフト2巡全体33位で指名された。1年目からTexans のMLBとして活躍すると新人賞、2度のプロボウル、07年のオールプロにえらばれた。10年に契約延長するもシーズン途中にアキレス腱を断裂してしまった。

怪我から復帰して翌年は全ての試合に出場したが、ディフェンスが4-3隊形から3-4隊形に変わったこともあり、プロボウルクラスの動きを再現できなかった。後継者のめどがたっていたTexans にとって、大型契約を結んでしまったRyans のトレードは悪い話でなかった。Eagles はドラフト指名権を代償にしてRyans を獲得した。

LBユニットのリーダーとして、そして肝心かなめのランストッパーとしてRyans に期待が集まった。プレシーズンはやや調子が悪かったが開幕戦はチームが求めるとおりにプレーして5個のタックルを記録したほかディフェンスでTDを許さなかった。パスを重視する状況でもサイドラインに下がらずフィールドにとどまって、ほとんど全てのプレーに参加した。

DeMecoRyans13.jpg
#59 DeMeco Ryans (Photo:GarryCobb)


さらにドラフト2巡で#95 Mychal Kendricks を指名して、ストロングサイドのラインバッカー(SLB)として起用することを決めた。Kendricks は開幕戦からスキームにはまり5個のタックルを記録した。Kendricks については冒頭で書いたとおり。

ウィークサイドはスモールスクールの出身でドラフト外契約から育ててきた#56 Akeem Jordan が守る。Jordan はこれまでスペシャルチーム要員として貢献してきたが、今季はいよいよスクリメージプレーでも出番が多くなりそう。ただし、下で書くようにこの開幕戦は4-3のベース隊形が少なかった。LB Akeem Jordan の代わりにSCB Brandon Boykin を起用する"4DL-2LB-5DB"が全体の64%を占めていた。

デプスチャート上はKendricks のうしろに#51 Jamar Chaney、Ryans のうしろに#50 Casey Matthews、Jordan のうしろに#52 Brian Rolle が控えている。Kendricks とRyans のほかは2年目以降の選手、昨季はLBだけで10通り以上の組み合わせを試していた。


パスディフェンス

リーグ最強のパスラッシュ×リーグ最強のマンカバー=リーグ最強のパスディフェンス

4-3隊形がベースのチームのうちEagles のディフェンスは1番タレントが揃っているように見える。開幕戦で1試合4回もインターセプトできたのは相手がルーキーQBだったことだけが原因でないはず。

写真 12-09-11 18 37 36
#23 CB Dominique Rodgers-Cromartie (Photo by Jason Miller/Getty Images)

CBは#23 Dominique Rodgers-Cromartie (以下DRC) と#24 Nnamdi Asomugha がオフェンスの1,2番手WRをシャットダウンする。昨季はあまり得意でないゾーンカバーなどの動きを多くアサインされていたのでパフォーマンスを落としていた。今季はAsante Samuel をFalcons へトレードで出したことで、DCはマンカバーをアサインしやすくなった。

2人の身長はともに6'2" (188cm) でCBとしては十分高い。加えて腕も長く、そのサイズとテクニックで相手をマンカバーして離さない。Asomugha はWRを完全にシャットダウンしきる一方で、DRCはその優れた運動能力でインターセプトを狙える。開幕戦はDRCのそばにパス試投が7回あったが、うち2回でインターセプト、キャッチ成功させたのは1回のみだった。

フロント7とCB2人に比べて平凡に見えるのがS。今季は#42 Kurt Coleman と#29 Nate Allen が開幕戦から先発出場してる。単純に能力と実績で判断して消去法で考えると、このポジションの隙を突くしかない。

BrandonBoykin4.jpg
#22 SCB Brandon Boykin


今年のドラフト4巡全体123位で指名したばかりのルーキー Brandon Boykin は開幕戦で41スナップに参加した。これはWLB Akeem Jordan の2倍の数だったが、次戦も出番が多くなるのだろうか。

Boykin はGeorgia 大学で本職のCBだけでなくKR, PR, Sweep プレーのランナー, レシーバーとして起用されていた。最終学年時に出場したボウルゲームではMVPに選出された。シーズンを終えたあとに招待されたシニアボウルでは脚を骨折してしまいコンバインとプロデイは欠席した。Boykin がイーグルスに指名されたのは4巡全体123位だった。直前の怪我が順位に響いたのか指名が事前の予想より遅くなった。

5'9" (175cm), 182 lbs (82.6kg) のBoykin はサイドライン際でNFLのエースWRをカバーするには小さいので、スクリメージプレーはスロットCBが適任か。ゾーンよりはマンツーを得意とし、サイズの割に力強いプレーができる。ブロック処理が未熟でオープンフィールドでタックルし損ねることが多くある。

Boykin の腰まわりは柔らかく、バックペダルが上手い。タテのスピードもがあり、優れた運動能力は下に貼った動画にあるように身長175cm ながら高校生の時から洒落たダンクシュートしているところを見るとよくわかる。

Boykin は指名されたばかりの時はリターナーとしての起用がメインになると見込まれていたが、開幕戦はKRに加えてスロットCBとして出場した。タレント揃いのディフェンスのうちでもとくに注意すべき選手に見える。

Videos
Ultimate Brandon Boykin Highlights
Brandon Boykin (UGA/Eagles) - Thank you Brandon!!!
#2-Brandon Boykin, HighlighReel (HS)
Dominique Rodgers-Cromartie Highlights
'Top 100: Players of 2012': Nnamdi Asomugha
E:60 Nnamdi Asomugha


Eagles Offense

2011年シーズン
24.8得点(8位)
パス 256.9ヤード(9位)
ラン 142.3ヤード(5位)
合計 339.1ヤード(4位)
ファーストダウン 356回 <ラン 134回, パス197回, 反則 25回>
3rd Down Conv 85/205 41.5%
被サック 32個
Time of Possession 31.20分

#7 QB Michael Vick 253/423, 59.8%, 3303ヤード, 18TD, 14INT, Rating 84.9
#25 RB LeSean McCoy 273回, 1309ヤード, 平均4.8ヤード, 17TD
#10 WR DeSean Jackson 58回, 961ヤード, 平均16.6ヤード, 4TD
#18 WR Jeremy Maclin 63回, 859ヤード, 平均13.6ヤード, 5TD
#87 TE Brent Celek 62回, 811ヤード, 平均13.1ヤード, 5TD

Pro Bowl
RB LeSean McCoy (Starter), LT Jason Peters (Starter)

All-Pro
RB LeSean McCoy (First Team), LT Jason Peters (First Team)

IN
WR Mardy Gilyard, LT Demetress Bell (from Bills), C Steve Vallos (from Browns), P Mat McBriar (from Cowboys)

OUT
QB Vince Young (to Bills), RB Ronnie Brown (to Chargers), FB Owen Schmitt (to Raiders), WR Steve Smith (to Rams), C Jamaal Jackson (released), OT Winston Justice (to Colts)

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[Eagles Offense vs. Ravens Defense] クリック・拡大推奨


ランオフェンス

#65 LT King Dunlap, #69 LG Evan Mathis, #62 C Jason Kelce
#63 RG Danny Watkins, #79 RT Todd Herremans


OLのうちLTのみ動きがあった。オールプロに4度選出されたことのあるJason Peters がアキレス腱を断裂して今季絶望となった。時期も部位もほとんどTerrell Suggs と同じで、2人とも健康なら次戦は見ごたえのあるマッチアップとなっていた。

急いでDemetress Bell と5年総額$34.5Mで契約して補強を終えたように見えたが、Bell はこれまで期待どおりに動けていないようだ。今はチームが5年前のドラフト7巡指名から育ててきたKing Dunlap にスターターを奪われている。

Vick のブラインドサイドを守るRT Todd Herremans と、Ravens とも交渉していたLG Evan Mathis と契約延長した。LT Peters の不在は大きな痛手だが、他の4人は昨季と同じメンツで開幕戦を迎えることができた。

昨年はOLコーチにHoward Mudd を招聘してからOLを一新して、Peters のほか4人を入れ替えたが今年はLT Peters のみが替わった。Mudd は37年もの間OLコーチ一筋の人で、12年間いたColts でパス試投数の多いなか182試合のうち被サックが218個のみという数字を残している。Eagles ではOLを一新して、前年より17個もサックを減らしたほか#25 RB LeSean McCoy をリーディングラッシャーにするランオフェンスを作った。

McCoy は273回走り1309ヤード, 平均4.8ヤード, 17TD を記録、6試合で100ヤード以上走った。ファンブルロストが1度のみというのも強みだったが、今季は開幕戦から1つ目のロストを犯した。

Eagles のOLはサイズとパワーよりはフットワークとテクニックを重視しており、昨季は両OTがエッジをおさえてRB  McCoy をアウトサイドへ走らせまくった。両OTの外側のランだけで547ヤード, 7TDでリーグベスト。このうちファーストコンタクト後の獲得距離は217ヤードという。

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#69 LG Evan Mathis, #62 C Jason Kelce & #63 RG Danny Watkins


パスオフェンス

プレーメイクできる#10 DeSean Jackson と#18 Jeremy Maclin がサイドライン際を走り、浅いゾーンやプレーが崩れたときにスロットレシーバー #81 Jason Avant が活躍する。Maclin とAvant が6'0"(183 cm)、DeSean が5'10"(178cm)と小柄だが、タテのスピードとクイックネスを駆使してダウンフィールドでオープンになる。

今季はパスシチュエーションで2TEを増やすらしく、開幕戦はエース#87 TE Brent Celek が89スナップで#82 Clay Harbor が34スナップだった。Harbor は開幕戦で逆転TDパスを捕った。2人のTEはショットガン隊形でパスプロテクションに参加する、あるいはエッジラッシャーに1チェック入れてからダウンフィールドへリリースしていくプレーが多く見られた。

QBはEagles 在籍4年目の#7 Michael Vick。先発出場し始めた頃は動きも数字も優秀だったが、昨季は自責ターンオーバーが多く、開幕戦も4個のインターセプトと2個のファンブルを犯してしまった。過去2年間で欠場が7試合、今季のプレビューを読むとそろって"Vick が健康でいること"が課題にされている。

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#7 QB Michael Vick & HC Andy Reid(Jeff Zelevansky/Getty Images North America)


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Eagles Special Team

2011年シーズン

#8 P Chas Henry
66回, 2830ヤード, 平均42.9ヤード, ネット 2474ヤード, ネット 平均36.9ヤード
20ヤード以内 19回, フェアキャッチ 16回, リターン 176ヤード, 0TD

#6 Kickoff Alex Henery
85回, 5521ヤード, 平均65.0ヤード, タッチバック 32回 37.6%
リターン 平均 23.1ヤード, 0TD, オンサイドキック 1回

#6 FG Alex Henery
合計 24/27 成功率 88.9%, 40-49ヤード 4/4 100.0%, 50ヤード以上 1/2 50.0%

#10 PR DeSean Jackson
17回, 114ヤード, 平均6.7ヤード, 最長51ヤード, 0TD
20ヤード以上 2回, 40ヤード以上 1回, フェアキャッチ 12回, ファンブル 1回

#28 KR Dion Lewis
31回, 669ヤード, 平均21.6ヤード, 最長33ヤード, 0TD
20ヤード以上 20回, 40ヤード以上 0回, フェアキャッチ 0回, ファンブル 1回


Preview


Injury Report

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見どころ

次の試合について面白いデータがあります。「過去3年間はEagles がホーム開幕戦で負けた相手がスーパーボウルを制覇している」。調べてみるとたしかにSaints, Packes, Giants に負けている。前の年はRams が惨敗、そのシーズンのRams は2勝14敗でドラフト1巡全体2位指名権を獲得。...これは勝たなアカンですなw

開幕してから早速両チームの主力に怪我人が出ています。Questionable で登録された2人ずつの出欠は試合開始前の大事な情報。出場できる人数がそのまま戦力の足し引きになるでしょうね。

Ravens のオフェンスは能力と実績のあるDBがいるチームをかなり苦手としています。昨季のSeahawks 戦で何もできなかったように。さらにフロントのパスラッシュは強烈ですからどうなることやら。開幕戦よりもランアタックを重視することになるでしょうね。

ディフェンスはとくにエッジが心配。プレシーズンからOLBがイマイチなのに、よりにもよって相手はアウトサイドが得意なRB LeSean McCoy です。ハマるとランアタックだけで負けることさえ...。対抗する能力が不足しているのはたしかですから、どのように対処してストップできるかはDC Dean Pees の戦略しだいでしょうか。


PLAY LIKE A RAVEN


References
ESPN Preview
FOX Preview
TSN Preview
32 Teams in 32 Days: Philadelphia Eagles
Playbook: Wide-9s and Double-3s
Eagles rookie Kelce fits Mudd's prototype
Posted by you
comment:2   trackback:0
[2012 Season game
comment
点の取り合いか?
ご無沙汰しています。
BALのweek1の試合を見た印象ですが、今年はオフェンス力で勝つチームに変貌かという感じでした。フラッコの成長とともにオフェンス力急上昇じゃないかなっと。
意外と点の取り合いになるかも?と思ってますが、ホーム開幕戦ですし何てったってDawkinsのセレモニーがあるのでこっちも負けられませんよ!
2012/09/16 20:47 | URL | edit posted by taka
taka さん!お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

O,Dとも互いの強みと弱みがぶつかり合うように見えます。そうした面で、点の取り合いになるという意見はとても説得力がありますね。ハイスコアゲームになったらBAL側が息切れしそうですが。。。

イーグルスからもらったハーボーは長持ちしてお世話になっていますが...こちらだって負けられません!w
2012/09/16 22:02 | URL | edit posted by youyouyou0
comment posting














 

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